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ラードラーの知られざる真実

 

ラードラーといえば、「ビール&レモネード」。
爽やか、爽快!というイメージがあると思います。今回は意外と知らない「ラードラーの真実」について

 

≪真実1:名前が地域によって異なる。≫
実は、地方によってその呼び名が違います。
★ドイツ西部、フランス近くではパナッシュ、パナッシェ。
私自身、留学していたころ、このエリアに住んでいたためピンとこなかったのですが飲んでみて「ラードラーじゃん!」と思った記憶があります。フランス語、文化が少なからず影響しているエリアの特徴といえるでしょう。
★ドイツ北部ではアルスター(アルスターヴァッサー)。
★ベルリン近郊はポツダマー。
※どこが一番古いかは不明。
一番有名なのは南ドイツの「ラードラー」。ベアレンも商品名にしているほどですが、地域によっては別の名前の大手メーカーでも製品化していますし、普通にビールと同じラインナップでメニューに並んでいます。

 

≪真実2:あのストーリーが「ラードラー開発の始まり」というのは、本当かどうか分からない≫
このラードラーですが、日本語訳すると(自転車乗り、サイクリスト)の意味。歴史を紐解くと1922年にフランツ・クーグラーが広めました。
彼のレストランでは自転車乗りを対象にビールを販売していましたが1922年6月の土曜日、猛暑でビールが足りなくなり、苦肉の策としてレモネードをブレンドしてこれが大ヒット。ラードラーは一気に夏の名物として広まった。
・・・というようなストーリーで南ドイツ中心に広まっています。
実際、世の中に広めたのはクーグラー、その人ですが、実際に彼が「一番初めに」発明したか、というとそうではなく※それ以前、少なくとも1900年にはすでに存在していました。バイエルンの作家レナキリストが書いた書物に載せているそうです。※
おそらく、クーグラーの宣伝の上手さ、ストーリーとの相乗効果で南ドイツでは、「ラードラー」という名称と共に広まったと思われます。
※ドイツのウィキペディア参照:ラードラー→http://de.wikipedia.org/wiki/Radler

 

≪真実3:ドイツのラベルにはサイクリストが載っているが、当然ながら飲酒運転は法律違反≫
その名前から、ラベルにサイクリストを書いたラベルが多かったのですが(最近見ないけどね)、だからといって、アルコール0%ではありません。よって、飲んだら当然、飲酒運転です。
ドイツでも飲酒運転は絶対にダメ。
ドイツ語に「Einmal ist Keinmal」(1回は無しってことで:ツカサ意訳)という有名な言葉を引用して、飲酒運転をする人が田舎ではあったようですが、当然ダメです。