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新年明けましておめでとうございます。
今年もツカサのコラム(仮)をよろしくお願いいたします。
不定期でしたが、毎週木曜日更新を予定して執筆します。
本年もよろしくお願いいたします。
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「クラシックの液体についての話をしたい。」
そう聞くと、苦味とか色の話か?と想像されると思う。
その通りなのだが・・・。
突然だが、IBUというのをご存知だろうか。
ビール業界において、IBUとは国際的な苦味の単位を表しており、International Bitterness Unitsを略したものである。つまり国際苦味単位なのだが、最近のクラフトビールブームにより、このIBUを表記する飲食店が増えてきた。
(無論、そういった会社、飲食店、お客様を批判するつもりは無いが)ベアレン醸造所では聞かれない限り、あまりIBUについて語ることは無い。IBU表現に対して消極的な姿勢ともいえる。
企業秘密なのか?と問われれば、そういうことでもないのでお答えするのだが、なぜ消極的なのか?という事について語りたい。
たとえば、ベアレンクラシックのIBUは23。
IBUという単位は、苦味の基になっているホップの質量、アルファ酸、麦汁の体積などで算出されるわけだが、大手のラガービールのIBUが15、16程度、と言われているので、クラシックは「苦い」部類になる。
これは一つの指標になるわけだが、人間の味覚を数値化しているものではない、ということが重要になってくる。
つまり、「苦味の基を使っている量」を数値化しているわけで、感じる味覚とイコールでは無いということになる。
このIBU23の「苦い」部類に入るベアレンクラシックは、――飲んだことのある方ならご存知だと思うが――苦くない。少なくとも、大手4社のラガービールより、甘さすら感じるではないだろうか。
ここで特筆しておきたいのは、麦芽の使用量になる。
この話の続きは次回に。
(続く)